三重県の鳥羽市観光協会(吉川勝也会長)は2月19日、東京・日比谷の帝国ホテルで「真珠婚in TOKYO」を開いた。鳥羽では毎月30日に市内のホテルで結婚30周年を祝う真珠婚を行っている。東海地区では広く知られている真珠婚式を全国にPRしようと、昨年に続き、今年も都内で開催した。
参加したのは東京都三鷹市と千葉県市川市、愛知県知立市に住む3組の夫婦。1組ずつ牧師の前で愛の誓いを交わした後、キスなどのセレモニーを行った。
退場の際にはライスシャワーならぬ、小粒の真珠を使ったパールシャワーで夫婦を祝福=写真。交流会では真珠の母貝であるアコヤ貝にラブレターを綴り、30年間の感謝の気持ちを交換した。
交流会であいさつした吉川会長は「12年間で2600組の夫婦が真珠婚式を行ってきた。幸せそうな顔を見ているとこの行事は続けていきたいと思う」と述べた。
鳥羽市の木下憲一副市長は「真珠婚を通じて、海女と真珠のふるさとの三重を知ってほしい」とアピールした。